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なか整形外科

手の外科・外傷、骨折|医療法人藍整会 なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック

TREATMENT

症状と治療について

手の外科・外傷、骨折

手の外科

手の外科・外傷、骨折

手は複雑な構造ゆえに正確な診断がつかないまま何ヶ月間も手、手関節の痛みが持続することがあります。当院では手の外科専門医が、手関節の臨床および解剖学的・運動学的研究に基づき機能再建を総合的・専門的に行っています。具体的には、骨折・脱臼、腱・靭帯損傷、切断指、皮膚の欠損、熱傷(やけど)、腱鞘炎、指や手の変形、変形性関節症、リウマチによる手の障害、拘縮(硬くなって動かない)、末梢神経損傷・障害(手の痺れや麻痺)、先天異常、感染(化膿)、骨腫瘍・軟部腫瘍などです。またリハビリテーションよる集中的なハンドセラピーを受けることができ、救急時・急性期・入院・外来を問わず、治療完結まで安心してお任せいただけます。
※入院、手術は「なか整形外科京都北野本院」と連携しております

外傷、骨折

ここでの外傷とは、切創(切り傷)、挫創(打ち傷)などの怪我から打撲、捻挫、骨折、脱臼、関節損傷、脊髄損傷、切断指・肢などがふくまれ、転倒やスポーツや交通事故による外傷のほとんどを扱います。速やかな機能回復を実現するためにも、素人判断で“がまん”せず迷わず受診してください。

腱鞘炎

腱や腱鞘とは、指や手を動かすために筋肉と連動する組織です。指や手首を使いすぎると、この腱と腱鞘がこすれて炎症を起こし腱鞘炎になります。悪化すると痛みだけでなく自由に動かせなくなってしまうため早期の処置が必要です。注射が奏功し、日帰り手術で腱鞘を切開することにより再発も防げます。

手根管症候群・肘部管症候群

手の痺れや痛みは、手首(手根管症候群)、肘(肘部管症候群)に原因があることが多く、これらは神経の圧迫を手術的に取り除くことにより和らぎます。

舟状骨骨折

舟状骨は、手関節にある8個の小さな骨のひとつで、母指側にある骨です。他の7個の骨とは45度傾いていて、通常のレントゲンの撮り方では骨折は見えにくく、見逃されてしまうことも多くあります。放置すると骨がつきにくくなり、骨がつかないままで痛みを残しやすいのが特徴です。手首をついてしまって、いつまでも痛い場合は舟状骨骨折を疑いますので手の外科専門医の受診をおすすめします。

切断指

人間の手指は、細かな血管や神経、腱などが集まった部位であり、切断などによる欠損からの運動再建には精密な手術が必要となります。当院では、手術用顕微鏡を利用しながら再接着や組織移植をおこなうマイクロサージャリーなど高度な再建手術が可能です。

運動機能の再建

麻痺して動かなくなった指や手首は、他の部位の腱や筋肉を移動する(移行術)ことにより、再度動くようになります。

デュピュイトラン拘縮

フランスの外科医の名前からデュピュイトラン拘縮と名付けられました。手のひらから指にかけてしこり(拘縮索)ができ、病状の進行に伴って皮膚がひきつられて、徐々に指が伸ばしにくくなる病気です。発症の原因はよくわかっていませんが、高齢の男性に比較的多くみられるほか、家族に同じ病歴がある、糖尿病、手に外傷のある方などがなりやすいといわれています。

骨折

骨が変形、破壊を起こす骨折は、放置すると復元が難しくなるため注意が必要です。ギプスなどで固定する外固定か、プレートやネジで骨を直接固定する内固定かは骨折の仕方にもよりますが、早期に適切な処置をすることで機能回復や社会復帰も早まります。当院での骨折治療はAO法に準じた取り組みを行っています。スイスAO財団のAO法は、骨折外傷の治療について研究し、治療の原則を打ち出しています。この骨折治療の基準となるAO法について、医師のみならず当院の看護師にも研究会を開き、チームでこの骨折手術や外傷学について共通の知識を持ちながら、緊急を要する日々の手術治療に役立てています。

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脱臼

関節を構成する骨同士が正しい位置関係を失った状態が脱臼です。できるだけ早く位置関係を戻してリハビリテーションを受けることが重要です。素人治療で正しい位置に戻さないまま固定してしまうと将来的な傷みや障害の原因となります。また脱臼を繰り返して反復性となった場合は手術が必要な場合があります。

捻挫

捻挫というと軽い外傷のようですが、いわば靱帯損傷です。放置せずに医師の診断を受けたうえで、炎症の回復や充分な固定などの治療をおこなう必要があります。軽視していると、回復が長引くばかりでなく、癖になって再発する可能性もあります。

Dr.コメント

転倒などによる骨や関節の外傷は、いつ痛めたかがわかりやすいため素早い受診も可能です。「これぐらいなら。」と安易な自己判断をせず、適切な治療を受けてください。