このあいだ発売された本 ──『エコー解剖のひろば』(石田岳先生 著)。
表紙を見た瞬間、10年前の記憶がふっとよみがえりました。
エコーに本格的に触れ始めたのは、まさにその頃。
石田岳先生と一緒に働いていて、現場でエコーの使い方を教わりながら、毎日いろいろ試しながら覚えていった日々が、今でも鮮明に残っています。
その石田先生が、こんなにわかりやすくて実用的なエコーの本を出されたこと、本当に嬉しく、誇らしく感じています。
そして、整形外科を目指すきっかけになったのが、笹原潤先生の存在。
エコーの分野で、多くの臨床医や教育者から信頼されている“トップリーダー”的な方です。
今では直接ご指導を受ける機会はあまりありませんが、その背中を遠くから追いかけながら、自分なりに整形外科の道を歩んできました。
僕は今も、先生方のようには使いこなせていませんが、エコーは日々の診察には欠かせない存在になっています。
あの頃の出会いや学びが、今の自分の土台になっているのは間違いありません。
初心を思い出す、すごくいいきっかけをくれた一冊。
石田先生、ありがとうございます!